藤井聡太六段4冠を達成の棋譜とは?将棋作家が解説するその特徴とは

藤井聡太六段が2017年度の成績で「勝率」「対局数」「勝数」「連勝」部門でトップとなり、4冠を達成しました。

お世話になります。米国株投資に掛けるアラサー女子のベン子です。

藤井六段はこの日までに、今年度70回、対局してきました。そのうち、勝数は59にのぼり、勝率は「0・843」と8割を超えています。連勝記録では昨年6月、歴代最多記録となる29連勝を達成していました。

年度成績の4冠を成し遂げたのは、1967年以降、羽生善治竜王(47)と内藤國雄九段(78)の2人だけ。

羽生竜王は、「4部門1位は1年間安定をした活躍を維持しないと到達ができない記録」とした上で、「デビューから29連勝の前人未到の大記録が今回の大きな原動力になった印象です。今後もどのような記録が生まれるか楽しみです」とコメントしています。また、将棋界を長年取材している作家の大崎善生さんは「一つの棋戦優勝もすごいが、数字の世界を制するのはさらなる快挙で、お化けですね」と絶賛。さらに「29連勝のときより強くなっているのではと思います。将棋はどっしりしているし、安定感がある。いつタイトル戦に出てきても不思議ではない。実現すれば勝つ可能性は十分だ」と期待していると言います。

これまで藤井聡太六段がどれくらいの偉業を達成したのか?また今年いくつ史上初を獲得できるのか?まとめてみました。

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朝日杯将棋オープン戦で羽生善治竜王(47)らを破り、優勝を果たしたのは記憶に新しいですが15歳6カ月での一般棋戦優勝は、加藤一二三・九段(78)が1955年度の「六、五、四段戦」で達成した15歳10カ月を4カ月更新する最年少記録。

全棋士参加棋戦優勝も、同じく加藤九段の17歳0カ月を大きく更新。

中学生での六段昇段も史上初で2月1日の五段昇段からわずか16日で到達した「中学生六段」は優勝賞金750万円という大金も手にしています。

藤井六段が最速でタイトル獲得の可能性があるのは、現在進行中の第66期王座戦。

藤井六段が二次予選を勝ち抜き、その後の16人による挑戦者決定トーナメントを制すれば、今年9~10月に行われる中村太地王座(29)への挑戦(5番勝負)が実現することになります。

奪取すれば、16歳2~3カ月でのタイトル獲得となり、屋敷伸之九段(46)の18歳6カ月を大幅に上回る最年少記録となるといいます。

さらに、“スピード出世”してきた藤井六段ですが、近く七段に昇段する可能性があると言います。昨年の竜王戦6組ランキング戦で優勝し、5組に昇級した藤井六段は、あと2勝して決勝に進出すれば4組昇級が決まり、「2期連続昇級」の昇段規定で七段に上がるというのです。

AI時代の申し子と言われる藤井六段。その棋風はこれまでの棋士のスタイルと一線を隔すといいます。そしてまだ弱冠15歳。一体どこまで強くなるのでしょか?今年もいくつ新しいタイトルを積み重ねてくれるのでしょうか?

将棋に詳しくないベン子も気になって仕方がありません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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