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お世話になります。米国株投資に掛けるアラサー女子のベン子です。
女優の新垣結衣さんに似ていることから“中国版ガッキー”とも呼ばれる中国人モデル、ロン・モンロウさんが、4月18日(水)よりオンエアされる滞在型ホテル「東急ステイ札幌」のCMに出演することが分かった。これが彼女にとって日本でのCMデビューとなります。
「東急ステイ札幌」は4月24日の開業予定に合わせ、北海道限定で地上波配信。そして今日（16日(月)）からはネット上でWEB動画「東急ステイ札幌OPEN 2018」篇(60秒)も公開されると言います。
そのCM内容は？そして何故イメージキャラクターが”中国版ガッキー”なのか？
気になりますよね。調べてみました。
CMは、ロン・モンロウさんが初めての北海道旅行で動物園やグルメなどを楽しむ姿やホテルでのリラックスした表情などが見られる内容になっています。彼女の「おはよう」で始まり、ホテルから出発して札幌時計台や赤レンガ庁舎、円山動物園など札幌の観光地を一緒に回っているかのような疑似デート気分を味わえるような構成になっています。
ホテル内では洗濯をしているシーンもあり、朝から寝るまでロン・モンロウさんと一緒に過ごしているかのごとく錯覚しそうです。15秒・30秒のCMの内容に加え、より多くの日本語せりふに挑戦。ホテルを出る前に受付スタッフに「いってきます」と伝えるなど、よりロン・モンロウさんの一日に密着した仕上がりとなっています。
日本が⼤好きなロン・モンロウさんは日本語のせりふにも初挑戦ながら「おはよう」「いってきます」「いただきます」「きれい」などスムーズに演じたといい、撮影の合間に日本語の発⾳を練習するなど、努力家な一面も垣間見せたと言います。
栗のパフェとの自撮りでは思わずはにかんでしまう場面もあり、メーキングでは他では見られない姿がたっぷり収録。撮影のクランクアップ時にはスタッフ全員と握⼿し、モンロウさんのはにかみ笑顔に“キュン死”するスタッフが続出したと言うおまけつき。やっぱり相当かわいいのでしょうね。
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しかし、何故、北海道限定の地上波に”中国版ガッキー”を登場させるのでしょうか？日本人の女性タレントでもいいような気もしますよね。しかし、これにはこのホテルのコンセプトと札幌という土地柄が深く影響しているのです。
「東急ステイ札幌」は札幌観光の滞在拠点としてで最も便利と言われる地下鉄”大通駅”徒歩1分の絶好の都市型ホテルのロケーションにありながら、自動洗濯乾燥機、ミニキッチン、電子レンジが全室に備えられた「長期滞在型ホテル」をコンセプトに開業します。なぜ、札幌のど真ん中に「長期滞在型」なのか？
それは、札幌近郊にある多くのスキーリゾート。中でもニセコスキーリゾートの存在が深く影を落としています。
近年、ニセコはスキーシーズンになると”チャイナタウン化”されており、膨大な数の中国人がやってきます。彼らは間違いなく”富裕層”であり、札幌に落とす”お金”は日本人とは比較にならないと言われています。ですから、中国版ガッキーなのです。彼女をイメージキャラに採用することで、中国からのインバウンドの増大を狙っていることは明らか。CMの本当のの狙いは地上波を見る北海道民ではなく、ネットを見る中国人なのです。
しかし、そうは言っても日本のお客さんにも来てほしい。本物のガッキーを採用すれば、当然イメージはよくなるでしょうが、出演料はかなり高額になります。その点”中国版ガッキー”なら、かなり格安。おまけに”ガッキーそっくり”ということで、話題性もあり、うまくいけば錯覚して”本物のガッキー”と思ってくれるかも。。。。
こちらは”本物のガッキー”
こちらは”中国版ガッキー”、しかし、ほんとに似てる
などなど、東急ステイ札幌にしてみれば、
”中国版ガッキー”の採用は、1つ粒で2度も3度も”おいしい”のです。
東急ステイ札幌の広報戦略の深謀遠慮、なかなかのものですね。
ただし、ベン子も東急ステイ札幌の公式webサイトをのぞいてみましたが、お部屋の雰囲気や、設備を見ても正直あまり泊まってみたいと思わせるホテルではありませんでした。これで、中国向けの広報戦略が大成功して、中国人がわんさかと押しかけて、フロントからなにから中国語がデフォルト対応となったとき、果たして、日本のお客さんたくさん来てくれるかどうか？微妙な気がします。
今回のCM、ベン子はもろ刃の剣のような気がしてなりません。
今後の、ホテルの行く末が気になりますね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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